科 目 名:生物科学入門                        科目英文名:Introduction to Bioscience

担 当 者:北村 昌也

授業(形態):専門科目(講義)                   単位(区分):2単位   (自由選択)

                                                                     

[科目の主題と目標]

 20世紀後半より急速に発展したバイオテクノロジーは今や医療分野だけでなく環境、エネルギーなど工学分野においても重要になっている。生物科学はこれらを理解する上で欠くことのできない基礎学問である。

 「生物科学入門」は、基礎教育科目・生物系科目群に属し、基礎専門科目・生化系の履修の基礎となる。「生物科学入門」では、生物学の基礎から始め、遺伝や発生といった現代生物学全般の基本知識を身につけることを目的とする。また、様々なテクノロジーの進歩に伴う生物ないし生命に対する考え方の変遷や、今日的なトピックスも取り上げ解説する。高校で生物を履修しなかった学生を考慮した内容であるが、あくまで「大学の生物学」として講義を行う。

 

 

[授業内容・授業計画]

回 数

題目

内  容

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

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15

生物科学入門で学ぶべき事

細胞及び生体の構造と機能

生体を構成する成分

生体内の化学反応

物質代謝、エネルギー代謝

遺伝(1)

遺伝(2)

遺伝情報の流れ

細胞の増殖

受精と発生

発生のしくみ

恒常性の維持

生体防御機構

ポストゲノムの生物学

期末試験

講義の進め方、注意事項、生物の定義、生物学の流れ

細胞の多様性、真核生物の構造と機能、生体の構造と機能

水、タンパク質、脂質、糖質、核酸、無機質

酵素、光合成

異化、同化

メンデルの法則、性と遺伝

遺伝子の発見、遺伝作用、形質発現、遺伝暗号

遺伝子の形質発現と調節、DNAの損傷と修復

細胞周期、染色体、細胞分裂

卵子の形成、精子の形成、受精、発生の過程

卵の調節能、胚の予定運命と決定、形成体と誘導、遺伝子の全能性

体液、自律神経系、ホルモン、それらの調節

免疫、抗原と抗体

遺伝子診断、遺伝子治療、植物バイオ、再生医療

 

 

[教材] 教科書:《基礎固め》生物(化学同人) 参考書:好きになる生物学(講談社)

 

[履修目標]

(1)  生物・細胞の構造と生体分子の構造を理解する。

(2)  生物におけるエネルギーの獲得のしくみを理解する。

(3)  遺伝のしくみついて理解する。

(4)  細胞の増殖と受精・発生のしくみを理解する。

(5)  恒常性の維持を理解する。

(6)  現代の生物学のトピックスと問題点を理解する。

 

[受講生へのコメント]

 「生物科学入門」は、生物科学系科目の導入となるものなので、高校での生物の履修にかかわらず、基礎専門科目・生化系を受講予定の学生は必ず受講すること。また、演習の解答を受講者に説明する課題発表を課す。

 

[成績評価の方法及び基準]

期末試験(70%)レポート(15%)小テスト(15%)で成績を評価する。

A:各履修目標の理解度の平均が80%以上に達している。
B:各履修目標の理解度の平均が70%以上に達している。
C:各履修目標の理解度の平均が60%以上に達している。
 

[学習相談の方法]

 月曜昼休みおよび5限終了後に教員室(F302)で,またはe-mailにより質問等を受け付ける。

 e-mail address:kitamura@bioa.eng.osaka-cu.ac.jp