科 目 名:生化学T                科目英文名:Biochemistry I

担 当 者:立花 亮

授業(形態):専門科目(講義)                   単位(区分):2単位   (自由選択)

                                                                     

[科目の主題と目標]

 20世紀後半より急速に発展したバイオテクノロジーは今や医療分野だけでなく環境、エネルギーなど工学分野においても重要になっている。生物科学はこれらを理解する上で欠くことのできない基礎学問である。

 生物科学の基礎学習は、「生物科学入門」、「生化学T〜U」、「分子生物学」、「細胞生物学」「微生物学」の履修により完成するように授業内容が構成されている。「生化学I」は物質生化学(糖・脂質・核酸・アミノ酸)について講義する。これら生体物質は生体においてさまざまな生化学反応および構造維持に関わっている。これら生体物質の構造を認識し,その生化学的反応性・機能について理解することを目的とする。高校で生物を習わなかった学生に対しても親しみやすくし,また生物科学的トピックスも取り入れ,より高度な生物科学への導入として位置付けたものとする。また、講義をより理解するように、関連分野の指定する入門書を読むことを課している。

 

[授業内容・授業計画]

回 数

題  目

内  容

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

細胞の構造と生化学

糖の構造・分類1

糖の構造・分類2

糖の構造・分類3

多糖の構造と機能

脂質の構造と分類1

脂質の構造と分類2

脂質と生体膜

アミノ酸の構造・分類

アミノ酸の構造・分類

アミノ酸の構造・分類

核酸の構造と機能1

核酸の構造と機能2

核酸の構造と機能3

期末試験

細胞の構造と生物の大分類─生化学との関連

単糖の構造・分類1

単糖の構造・分類2

二糖の構造・分類

多糖の多様性とその機能

脂肪酸

リン脂質,糖脂質,イソプレノイド

細胞膜,リポソーム

アミノ酸の基本構造・分類

アミノ酸の反応性、解離、電荷

蛋白質の構造に対するアミノ酸残基の役割

ヌクレオシド,ヌクレオチドの構造と機能1

ヌクレオシド,ヌクレオチドの構造と機能2

DNARNAの構造、遺伝情報の保持・伝達と構造との関連

 

 

[教材] 教科書:ヴォート基礎生化学第2版(東京化学同人)第1,8,9,10,3,23,4章など

 

[履修目標]

(1)  糖の構造と機能を理解する。

(2)  脂質の構造と性質、生体膜の機能を理解する。

(3)  アミノ酸の構造と性質を理解する。

(4)  核酸の構造と役割を理解する。

 

[受講生へのコメント]

 生物科学入門を受講した上で本講義を受講すること。また、復習を重視する観点から,講義前に前回の講義のノートを見直すなどの最低限の復習が必要である。

 

[成績評価の方法及び基準]

基本的な生化学物質の構造式が書けることを必須とし、小テスト(生化学関連の本を読み、その理解度を問う)(30%)および期末筆記試験(講義内容全般にわたり、その理解度を問う)(70%)で成績を評価する。

A:各履修目標の理解度の平均が80%以上に達している。
B:各履修目標の理解度の平均が70%以上に達している。
C:各履修目標の理解度の平均が60%以上に達している。
 

[学習相談の方法]

 水曜日昼休みおよび5限に教員室(F406)で,またはe-mail(tatibana@bioa.eng.osaka-cu.ac.jp)により質問等を受け付ける。